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学資保険の返戻率ってなに?皆さんが気になる学資保険の疑問をまとめてみました!

      2017/10/17

学資保険は「数少ない貯蓄率のいい金融商品」です。お子さんが生まれたら17年後、18年後の将来を見据えて、コツコツ貯蓄をする…でも、なかなかお金が増える時代ではありませんので、学資保険を選ぼう、というのが皆さんの本音ではないでしょうか?

学資保険は実は「保険会社のサービス商品」。マイナス金利、株価の上昇が見込めない、債券市場の停滞…と日本最高のお金のプロでさえ、景気のいい話はなかなか口にしない世の中です。

そのなか、学資保険は本当は「やめたい」のが保険会社の本音。ですから、保険FPも街中の保険ショップも学資保険「だけ」を積極的に売ろうとはしません。

ですから、ここからの文章を読んだ方は、FPや保険ショップで学資保険の相談だけはご遠慮された方がよいでしょう!

【気になる疑問】 (1)返戻率ってどういうこと?返戻率を比較して、選べばよいの?

学資保険には「返戻率」という言葉が出てきますね。110%、120%など。これは金利とは関係ありません。銀行では定期預金は半年複利で計算します。あまりにも金利が低いので、誰も気にすらしませんが、銀行の場合は半年ごとに利息が付く商品なのです。

ですが、悲しいことに、銀行金利は必ず税金がかかってしまいます。100万円の預金金利で100円金利が付いたと思ったら、80円になっていた…などということもあるわけです。

学資保険の場合は、これがありませんので安心。そこで、各会社とも返戻率の高いところをPRします。

110%の返戻率とは、300万円の保険料を支払って、330万円戻ってくるということ。銀行金利で置き換えると、110%~120%で1%から1.4%といったところに落ち着きます。

返戻率の高い保険がいいかどうか、ですが、それよりも大事なのは保険料を払い続ける「期間」です。17年払うのか。18年払うのか。15年で払いきってしまうのか、それとも17歳で払って、20歳で受け取るのか?

よくよく商品パンフレットを見てください。17歳まで保険料を支払って、翌月に「ドカン!」と500万円受け取れるのものあれば、18歳、19歳、20歳、21歳と4回に分けて200万円、100万円、100万円、100万円と分割で受け取るものもあります。

返戻率だけに目を奪われないことが大事。要は何年間保険料を支払って、一括か分割か、そのタイミングが「柔軟に動かせる」商品をえらぶのがコツです。

【気になる疑問】 (2)お祝い金があったほうが得?

お祝い金付き学資保険が人気です。フコク生命の「みらいのつばさ」が学資保険市場で最も有名な商品。3歳、6歳、12歳、15歳、18歳、20歳、22歳と分割してお金を先受けしていくスタイルです。

この商品の良さは、なんといっても「学資」にはこだわらない積み立てでしょう。お祝いという名目で旅行、電化製品の購入、制服の購入、あるいは新車購入の一部に…といった使い道自由な満期金がちょこちょこ受け取れます。

簡単に言えば、ライフスタイルで学資保険は選ぶべき。お子さんの大学生活の資金準備のために「17歳満期までがっちり貯めます!」という人向きなら、ソニー生命の学資保険がベスト。

でも、「うちはなにかと親戚が近くにいるし、親も同居だから…」という方は、いざという時の支援もあるでしょうが、付き合いのお金も必要。だから、こういう小口でもらえるお祝い金はイイですね!

【気になる疑問】 (3)学資保険に加入するなら、お父さんの保障を多くする方が先、と言われたけど…?

これ、意外にもよく聞かれるんですね。学資保険に加入しようと思ったら、学資保険以外の保険を勧められた…という話!

保険屋さん、保険ショップ、保険FP…みんな学資保険を「売りたくありません」!なぜか?答えは簡単です。保険販売手数料が極端に低いからです。

どの会社も、月々8,000円から10,000円程度の保険料を積み立てるタイプの商品を用意していますが、これを販売した人が手にする手数料は「200円」「300円」だけです。

確かに、保険FPが「ちゃんとした保険に入るべき」というのは理に適っています。しかし、自分の年収、子供の養育費、家計、財産、住宅ローンの額面など、全てをFPにオープンにする人はいるでしょうか?

ちゃんとした保険…というのは、あくまでも保険FPの「売り文句」です。貯蓄はない、けど保障はある。これは保険学的には魅力的ですが、家計を預かる皆さんなら「やっぱ、貯蓄は必要よね!」となりますね。

この辺りの「安心感」はFPには絶対に理解できません。ですから、ご自分の意思をしっかり貫いておきましょう。

【気になる疑問】 (4)学資保険って、おばあちゃんでも加入できるの?

学資保険は「お父さん」「お母さん」が契約者になれるけど、「祖父」「祖母」はだめ!と思っていませんか?

実はそんなことはありません!例えば「かんぽ生命」の場合は、契約者の年齢は65歳まで、と規定されています。仮に、あなたのご両親、あるいは配偶者のご両親が65歳以内なら、契約者になれます。

ちなみにアフラックは最長で「50歳」となっています。保険会社によって年齢の差が大きいので、確認しましょう。

この場合、仮に保険が進行しているうちに契約者が亡くなってしまうこともありますね。その場合は、それ以降は保険料を払う必要がなくなります。お子さんが17歳になったとき(性格には保険会社の指定する日。10月1日、11月1日など)に「天国の祖父母」からの贈り物、として学資保険満期金が下りてきます。

【気になる疑問】 (5)実は…離婚しました!子供は引き取ったけど、学資保険は頑張って続けたい。もと夫が契約した学資保険、もと妻の私が引き継げるの??

学資保険は契約者の年齢で引き継げるかどうかが決まります。でも65歳以内ならば問題はなし。ですから、大概のご夫婦は加入可能ですから引き継ぎも可能です。ただ、面倒なのは「保険料の計算しなおし」です。

学資保険の契約者名義を変更するには、もと夫(妻)の承諾書が必要となります。中には、もと夫(妻)がどこに消えたかわからない…というケースもあります。中には、もと夫(妻)が勝手に学資保険を解約して、今までの積み立て分を持って行ってしまった…ということもありますので、手続きはお早めにしないと面倒です。

保険料は、同年齢の男女の場合、男性の方が若干高くなっています。ですから、年下の妻が契約を引き継ぐ場合は、数十円から百数十円(毎月)、掛け金が安く済みます。逆の場合は高くなります。中には、面倒くさいので、引き落とし口座だけを変えて、そのまま…という方もいますが、万が一保険事故(死亡)などがあると、あとあと厄介です。

【気になる疑問】 (6)お父さんが契約者になるより、お母さんが契約者になる方が得?

いいことに気が付きましたね!その通りです。これはあまり知られていませんが、保険は契約者が必ずしもお金を支払う人、とは決まっていません。要は「もし亡くなってしまったら、その後は保険料は不要」ということが大事なので、大概はご主人が契約者になるのです。

しかし、「保険料を少しでも安くしておきたい…」と考えるなら、奥さんが契約者になったほうがお得です。特に、ご主人と奥様の年齢差が5歳、7歳、10歳…と差がある場合は考えても良いでしょう。

ただ、保険関係者は「お勧めしません」。万が一ご主人がなくなってしまったら、その後は保険料はなしで、貯蓄できるから…という論法だからです。ですが、もしそうなら、ご主人にしっかりした死亡保険を先に勧めるでしょう。その結果、貯蓄だけの学資保険をお勧めするのが常識とは思いませんか??

【気になる疑問】 (7)満期はいつがいい?17歳?18歳?20歳?

答えはありません。え!17歳でしょ?という方がかなりいらっしゃるようです。ここでよく考えていただきたいのですが、大学や専門学校の入学金は確かに一度に100万円以上必要になります。早めにお金の準備をしておく事が大事なのは言うまでもありません。

ここでは、大学入学金の支払い締切日を抜粋していきます。2016年のケースです。大学入試センター試験後期日程日を除きます。

  1. 明治大学 2月18日から3月11日(学部によって試験日・合格日が違う)
  2. 専修大学 2月24日から2月28日
  3. 京都産業大学 2月9日から2月15日
  4. 京都橘大学 合格日から10日以内
  5. 昭和女子大学 2月2日から2月13日

気を付けたいのは、AO入試です。10月から12月にかけて入試がある場合、その月に合格発表があり、そこから1週間以内に入学金を振り込まなければなりません。最低でも「高校3年生の10月1日」には手元に満期保険金があったほうが良いでしょう。

18歳よりは17歳満期の方が何かと安全、と考えるのが良いでしょう。

【気になる疑問】 (8)これから物価が上がるかもしれないのに、学資保険で貯蓄するのは意味がない、と言われたのですが…

確かに、それは言えますね。デフレ経済の場合は、今の100万円が5年後には105万円、107万円の価値がある…とも言われました。ですが、これからはインフレになるのはほぼ間違いないところです。まずは、学費も値上がりしていきますし、お子さんを下宿させる場合は、家賃も今より上がってくるはず。少なくとも下がることはないでしょう。

知恵のある経済評論家の中には「積極的に投資して10年後のお金を作ろう」という方がいます。これは、あながち間違ってはいないと思います。なぜなら、国の年金基金も株式や国債などを大量に買って、その売買益で運用しているからです。

ただ、こうしたお金は「一括で100万円払い込む」といった具合でまとまったお金を注ぎ込むやり方をしています。毎月コツコツ貯蓄する場合は「ファンド」といった証券会社の金融商品を購入し、毎月一定額を支払うやり方があります。

1999年に開設されたファンドで「さわかみ投資信託」が有名です。まさに、17年後のお子さんの学資準備を投資で行っていきますが、毎月1万円ほどを「国内株式」を中心に手堅く買い続け、17年後に売却益を得る…というものです。

この場合、様々な株式銘柄を購入するわけですが、銘柄はファンドマネージャーが選んだもの。自分で頭を使って選ぶようなケースはあまりありません。ただ、17年後にどの資産が増えているのかは誰にも分りませんが、これまでの間、9.11もあれば3.11もありましたが、さわかみファンドはほかのファンドと違って、運用が極端に大ブレしていません。

つまり、学資保険以外でもインフレに対応した貯蓄はある、というわけです。ここで考えたいのは、保険関係者は「投資信託は危ないですよ」「元手がいくらに増えるのかわからないですよ」と話すことしかできない、ということです。

ですが、もし手元に毎月2万円自由にできるお金があるなら、半分をファンドに当ててもよいのではないでしょうか?低金利の中、お金を増やすにはそれ相応の勉強が必要なのですから。

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