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県民共済、コープ共済の子供保険とは!特徴をまとめてみました。

      2017/10/22

子供保険とは、いったい何?
こどものための保険、というと「学資保険のこと?」と思われる方が多いようです。確かに、お子さんが生まれた、あるいはもうじき生まれる…というケースでは、保険会社は「お子さんの将来のために貯蓄しましょう」と、資産づくりの保険商品をアドバイスしてくれるもの。

巷では、たまひよクラブといった雑誌の「どこの学資保険に入るべき?」「利率のいい学資保険はどこ?」といった記事が大人気です。ですが、ここでは「貯蓄ではない」こども保険をご紹介していきますので、どうか勘違いなさらぬようお願いいたします。(以下、こども保険、とひらがな表記をしていきます)

意外!子供の死亡率が高くなっている

厚生労働省は日本国民の様々な健康調査を行っています。その中で、「人口動態統計」というものがあります。これは、5歳区切りでどの年齢の人たちが毎年何人程度死亡しているのか、という調査です。

平成23年の人口動態統計によると、年間の死亡者数は125万3,463人。前年よりも5.6万人増加しています。これを人口1,000人で例えると、9.9人が亡くなっていることが判明しました。つまり、100人に1人が何らかの原因で亡くなっているのです。

死亡率は毎年増加しているのですが、唯一前年より低かったのは「55歳~59歳」と「95歳~99歳」の年齢のみ。ほかは全て前年を上回っているのです。

調査結果では意外な数字が判明しました。それは0歳から4歳までの死亡数です。通常、乳幼児の死亡数は年々下がっていると言われてきましたが、実は前年よりも4.6%増。平成22年が3,382人、翌23年には3,624人となっています。

ちなみに5歳から9歳は750人、10歳から14歳が725人。15歳から19歳が1,738人でした。この3,624人という数字は、25歳から29歳の3,682人とほぼ同数。つまり、乳幼児から4歳までの死亡数は青年期の死亡数に匹敵する数、と言えるのです。

乳幼児の死亡原因の多くは親に原因がある

乳幼児の死亡率が上がっている、死産が増えている…などと聞くと「高齢出産」が関係するのでは?と考える人が多いようです。が、実際の調査では高齢出産のリスクは乳幼児の死亡原因ではありませんでした。

むしろ気を使わなければならないのは、親の注意不足です。厚生労働省の平成24年人口動態調査「不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数」によれば、0歳時の死亡原因の84%が「窒息」です。特に、寝ている間に息を引き取った0歳時の場合、多くが異物や吐物をのどに詰まらせています。

1歳児から4歳児の場合、死亡原因のトップは38%が「交通事故」。次が26%で「溺死」「溺水」、続いて19%が「窒息」でした。つまり、医学が発達した現代社会では、「異変が起こった後」の医療体制は整っているのですが、両親の子供へのリスクマネジメントが足りないため、不慮の事故が起こってしまう現実が目立っているのです。

こども保険とは「医療保険」

こども保険という保険商品が「県民共済」「コープ共済」などにラインナップされていますが、これはどういうものでしょうか?

幼稚園入園前の子供、0歳児からのケガ入院や疾病入院のお金を賄う医療保険、これがこども保険の実態です。

0歳児から3歳、4歳は通常親の目が届きやすい環境にいる、と思われがちですが、昨今は共働きであったり、親がシングルであるケースが増加しています。

母親が家で働きながら家事を行う場合、どうしても子どもの異変に気付かないこともあるのです。こうした場合に、保険を掛けておけば、いざという時に助かる…というのがこども保険、というわけです。

県民共済、コープ共済の子供保険についてFPから詳しく訊いてみたい方はこちら。また保険マンモスでは「面談実施後のアンケート回答で厳選黒毛和牛A5クラスプレゼント」

0歳から加入出来て、18歳以降は「おとな保険」に継続できる

県民共済は自分の住んでいる都道府県の共済に加入でき、他県に転居してもポータビリティが可能な保険です。全国各地の地方銀行で加入することも可能、そして自宅に共済の担当者に来てもらって加入することもできます。こども共済は次の内容になっています。

こども型

  • 掛金月額 1,000円(17歳まで変わらない)
  • 入院日額 5,000円(1日目から360日目まで可能)

生命保険会社の場合「1入院90日」「1入院120日」というものが多い。これは「ひとつの病気、ひとつのケガで入院した場合、連続90日・連続120日入院給付金が受け取れる」の意味です。

では、91日目から、あるいは121日目からはどうなるのでしょうか?ここが大事なのですが、90日型ならば、91日目から180日間は「同じ病気、同じケガ入院」では保険は使えません。

ただ、入院給付金が受け取れる合計日数は「730日」だったり「1,000日」だったり、と長く設定されています。

これに対して、県民共済の場合は、連続360日入院しても給付金が出ます。そして、入院給付金を受け取れる日数の合計も360日。つまり、こども保険に8歳の時に加入し、12歳まで330日入院して給付金を受け取ってしまえば、残りは30日だけ、ということになります。

県民共済の大きな特徴は「子ども共済」の被保険者が18歳になると、自動的に「おとな共済」(つまり、一般の共済)に自動継続できることです。

co-op共済「たすけあい」ジュニア20コース

生協の共済は全国にある生協の店舗で加入できる共済制度。県民共済同様、こども共済とおとな共済に分かれており、19歳までの医療共済保険がジュニア20コースです。

基本的に医療保険ですから、県民共済とあまり変わりない内容です。

特徴は2点です。まずは入院日額。

ジュニア20コース

  • 掛金月額 1,000円(19歳まで変わらない)
  • 入院日額 6,000円(1日目から360日目まで可能)

月掛1,000円で、入院日額6,000円。県民共済よりも受け取れる日額が1,000円多いのは有利ですね。また、掛け金を毎月2,000円に増額すると、入院給付金は10,000円になるコースもあります。(12,000円にはならない)

コープ共済の場合、この入院日額6,000円が決め手で加入者の注目を集めているのは良いことでしょう。

注意!死亡保険金や高度障害保険金、手術給付金なども付加されていますが、これは保険としてあまりチェックすべき項目ではありません。

矛盾点もある、コープ共済のジュニア保険!!

毎月1,000円の掛け金で、日額6,000円の保障…これは日本最強のこども医療保険であることは間違いありません。が、実は当のコープ共済にはこんな矛盾した広告もあるのです。これは、以下の保険商品です。

「ずっとあい終身医療保険」

ずっとあい終身医療保険とは、一生涯の医療保険。70歳まで加入できる商品ですが、年齢が上がると掛金も上がっていく保険商品です。

あれっ、県民共済もコープ共済も、掛金は一律1,000円、2,000円じゃないの?

そうではないんです。共済でも年齢によって掛金が変わる商品がラインナップされています。その一つが「ずっとあい終身医療保険」なのです。

入院保険金額 日額5,000円 のケース

0歳男性 毎月の掛け金
→ 1,215円(終身払い)
→ 1,215円(終身払い)
10歳男性
→ 1,425円(終身払い)
→ 1,845円(60歳で払い終了)
0歳女性 毎月の掛け金
→ 1,175円(終身払い)
→ 1,430円(60歳で払い終了)
10歳女性
→ 1,405円(終身払い)
→ 1,830円(60歳で払い終了)

いかがでしょうか?医療保険だけに特化していますから、死亡保障はありませんし、高度障害保険金もありません。ですが、0歳で加入しても一生掛け金は上がりませんので、将来のお子さんの医療保険の負担は安く抑えられるメリットがあるのです。

それだけではありません。60歳では保険料の支払いが終わり、その後は一生タダで入院給付金が受けられる。これは本当に安心とはいえませんか?

「ずっとあい終身医療保険」は、連続入院は180日まで。同じ病気やけがで181日過ぎてしまったら、その分の入院給付金は出ません。が、180日過ぎるとまた保障されます。また、通算の入院給付金の日数は1,000日!

例えば、65歳でガンを発病し、入院。大腸がんから、膀胱がん…と転移してしまった場合はどうなるのでしょう?180日過ぎてしまった場合、ガンは2つの臓器で発症しています。こうなると、最初の病気入院で180日、膀胱がんでさらに180日と「2つ」の病気としてカウントされるのです。

こども医療保険は、こどもだけのもの、と考えてはいけません。せっかく加入されるのなら、死亡保障や高度障害保険金などパックになっている安心感を取るか、一生安い保険料でこれからの安心感を取るか…よくよく考えて加入した方がよいのです。

ジュニアコースは割戻金があるから…と安易に加入するのがよいかどうか、よくよく考えてみてはいかがでしょうか?

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