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保険を活用して入院などの出産費用を抑える方法とは!

      2017/10/17

皆さんこんにちは。今回は保険を活用して、出産費用を抑える方法についてお話ししたいと思います。ところで、出産をするうえでどれくらいの費用がかかるかご存知でしょうか。

妊娠・出産は病気ではないので基本的に健康保険が適用されず、健診や出産にかかる費用などで100万円近くのお金がかかると言われています。

民間の医療保険についても、病気やケガで入院した時にお金が受取れるというものですので、通常の妊娠・出産では使用することはできません。

では、どのような保険を活用すれば出産費用を抑えることができるのでしょうか。

通常の出産の場合

妊娠・出産時に使える保険は、それがどのような出産であるかによって異なります。まず通常の妊娠・出産の場合ですが、上にも書いたように通常の妊娠・出産の場合、病気ではないわけですから、健康保険で3割負担になることもありませんし、民間の医療保険も使えません。

ところが、健康保険には出産をされた方にお金が支給される2つの制度があります。

①出産育児一時金・家族出産育児一時金

健康保険の被保険者やその扶養家族が、出産した場合に出産1人につき42万円の一時金が支給されます。

ここで言う出産とは、妊娠85日(4ヵ月)以後の出産の事を言います。妊娠85日以降であれば、流産や人工妊娠中絶でも対象となります。

出産1人につき上記の金額がもらえますので、例えば双子の場合であれば、84万円が受取れることになります。

②出産手当金

産前産後休暇中は、基本的に給与の支払いはありませんが、その期間中の経済的サポートとして出産手当金があります。

出産手当金は、健康保険の被保険者が出産のために休業し、給与の支払いを受けなかった場合、出産の日(出産日が出産予定日以後だった時は出産予定日)以前42日から出産翌日以後56日目の範囲内で支給されます。

出産手当金の額は、1日あたり『(支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額)÷30日×3分の2』です。私の妻が初めての出産をした時には、この制度にかなり助けられました。

経過が正常でない出産の場合

経過が正常でない分娩とは、例えば切迫早産や妊娠中毒症、未熟児の出産、多胎妊娠等、通常の妊娠・出産の経過から逸脱した妊娠・出産の場合を言い、総称して異常分娩と呼ばれます。

異常分娩の場合は、上記の①・②に加えて以下の③~⑤の仕組みも活用することができます。

③高額療養費制度

高額療養費制度とは、医療機関窓口での自己負担が、自己負担限度額を超えた場合に支給される医療費です。

妊娠中毒症等の治療で、健康保険の適用が受けられる場合には、この制度を活用し、月の医療費負担を減らすことができます。

④傷病手当金

傷病手当金は、病気やケガで療養している間の給与を補ってくれる制度です。

連続4日以上休んだ時に、4日目以降、休んだ日数分が支給されます。支給額は、病気やケガで休んだ期間1日につき、上記の出産手当金の日額と同額です。

妊娠中、切迫早産や切迫流産、妊娠悪阻、妊娠高血圧症等で入院する場合や自宅療養をする場合に、傷病手当金の支給対象になります。

ただし、この制度は勤務先の健康保険に加入している女性が対象で、国民健康保険の加入者の場合、この傷病手当金の支給を受けることはできません。

また、出産手当金の支給を受けている時は、そちらが優先となります。主産手当金と傷病手当金を二重でもらうことはできません。

⑤医療保険

切迫早産や切迫流産、妊娠悪阻、妊娠高血圧症等で入院する場合、加入している民間の医療保険があれば、その保険から入院給付金等を受け取ることができます。

帝王切開等の手術を受けられた場合には、手術給付金も受け取ることができます。また、双子以上の妊娠・出産の場合でも医療保険を使うことができます。

民間の医療保険は妊娠中でも加入することができるものがありますが、その場合は部位不担保と言って、出産に関わる器官の病気に関しては給付金を支払わないという条件が付くことがあります。

もし近い将来出産の計画があるという方は、早めに医療保険への加入も検討すると良いと思います。

さて、いかがでしたでしょうか。妊娠・出産時に健康保険や医療保険が原則使えないと知って、意外と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、そのような中でも公的な補助制度を活用することによって、出産費用のサポートを受けることができますし、異常分娩の際には健康保険も医療保険も、フルに使って給付金の支給を受けることができます。

また、これらの他にもお勤めの企業やお住いの自治体によって、独自のサポート制度があるところもありますので、まずはそういった妊娠・出産に関わる補助制度について、情報収集をしてみると良いのではないでしょうか。

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