生命保険の悩みを解決。正しい生命保険の選び方。

入院時は限度額適用認定証を持参しよう

      2017/10/17

皆さんこんにちは。今回のテーマは「入院する時は限度額適用認定証を持参しよう」ということなんですが、限度額適用認定証って聞いたことありますか?おそらくほとんどの方は初めて聞く言葉なんじゃないかなと思います。

今回は入院する時に知っておきたい、限度額適用認定証についてお話ししたいと思います。

限度額適用認定証とは

我々が加入している健康保険には、医療機関等の窓口での支払いが高額になった場合に、後日健康保険組合に申請することによって、自己負担限度額を超えた分が戻ってくる「高額療養費制度」があります。

保険が適用される診療であれば、たとえ高額な医療費がかかったとしても、実質的な自己負担額が8万円程度に抑えられる非常に助かる制度なのですが、後で戻ってくるとは言え、一時的に多額の費用を立て替えることになるため、経済的に大きな負担になるということは変わりありません。

しかし、この限度額適用認定証を医療機関の窓口に提示することにより、医療機関等に支払うひと月の支払額が自己負担限度額までとなります。

つまり、自己負担限度額を超過した分を後で払い戻してもらうのではなく、窓口での負担額が自己負担限度額を超えないようにできるということが、限度額適用認定証の効果なのです。

限度額適用認定証の受け取り方

具体的な受取り方については、各健康保険組合に問い合わせてみるのが一番良いと思います。

参考までに私が所属している健康保険組合では、「限度額適用認定申請書」を健康保険組合に提出することにより、限度額適用認定証を受け取ることができます。

国民健康保険に加入されている方は、市町村の役所にて発行してもらえるとのことです。

限度額適用認定証について知っておきたいこと

限度額適用認定証の発効年月日は、厚生労働省からの通達により「申請を受付けた日の属する月の初日」と決められているので、前の月に遡って発行を依頼することはできません。

入院等の予定があり、限度額適用認定制度を利用したい場合には、期間に余裕を持って認定証の準備をするようにしましょう。

限度額適用認定証の有効期限について

限度額適用認定証には有効期限があります。だいたい申請日から1年間とされるようですが、有効期限が切れた認定証は返却する必要がありますので注意してください。

有効期限後もこの制度を利用したい場合は、再度申請をすることによって新しい認定証が受け取れます。

また、有効期限が切れた場合以外でも、以下のような事由に該当した場合、認定証を返却する必要があります。

  • 被保険者が資格喪失したとき
  • 被保険者が加入している保険者に変更があったとき
  • 適用対象者である被扶養者が被扶養者でなくなったとき
  • 適用対象者が70歳に達する月の翌月に至ったとき
  • 適用対象者が後期高齢者医療制度の対象者となったとき
  • 標準報酬月額の変更により自己負担限度額が変わったとき

限度額適用認定証は通院、入院時に使うことができる。

限度額適用認定証は入院時だけでなく、通院で治療を受ける時にも使うことができます。

皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、国の医療政策は入院治療主体から通院治療主体へと変わり、入院日数をできるだけ短縮する方向に進められています。

そのため、通院治療であっても高額な治療費を自己負担をするケースも増えてきています。このような場合にも、窓口での自己負担を軽減するのに限度額適用認定証が使えるのです。是非覚えていてください。

限度額認定証は出産時にも使用することができる?

限度額認定証は出産時にも使用することができる場合があります。基本的に妊娠・出産は病気ではないため、検診や出産にかかる費用は保険診療ではありません。

しかし、つわりや切迫流産、切迫早産、帝王切開等のトラブルは保険診療の対象になります。

したがって、そのような時に診療費が高額になった場合、高額療養費制度の対象となり、限度額適用認定証を利用することができるのです。

さて、いかがでしたでしょうか。ほとんどの方は初めて聞かれたであろう限度額適用認定証ですが、大まかな制度内容はご理解頂けたのではと思います。

我々日本国民は、何かしらの公的な医療保険制度に加入しているわけですが、このように意外と知られていない仕組みはまだまだあります。

毎月お金を払って加入している制度ですから、もっと積極的に利用して病気の時等の負担を少しでも減らせるようにしたいですね。

 - 保険お役立ち情報, 限度額適用認定証