生命保険の悩みを解決。正しい生命保険の選び方。

健康体でたばこも吸わなきゃ保険料を抑えることができる!!

      2017/10/17

最近の禁煙ブームのおかげでしょうか、街中での歩きたばこがメッキリ減っています。この傾向は実は都市部でより顕著ですが、地方都市ではまだまだ喫煙率が高く、就職している人ほどその率は高い傾向にある、と言われています。

共働きで家族の生活を支えているご夫婦にとって、生命保険の保険料はどうしても「より安く」したいアイテム。かといって、見直すにしても保険外交員はいい顔をしないし、保険ショップに行ってみても結局似たような保険を今より長く払い続けることになった…そういう話を聞いたことはないでしょうか?

ところが、現在かけている保険そのままの形で、今よりも安くする方法が一つあるのです。それが「非喫煙型保険」です。

保険は年齢ごとに保険料が決まっている。これって、実は変!

生命保険は「死亡保険」「医療保険」「貯蓄保険(学資保険、年金保険、養老保険)」など様々な種類があります。この中で「死亡保険」だけですが、健康状態によって保険料が変わるタイプが各社から発売されています。

死亡保険に限って…というのは理由があります。まず「医療保険」ですが、すでに2種類のタイプが発売済み。一つは通常の医療保険。年齢で誰もが同じ保険料設定になっています。これに対し「持病があっても入れます」というもの。

■メットライフ生命「終身医療保険フレキシィ ゴールド」

■アクサ生命「OKメディカル」

その他にもいろいろありますが、外資系生保や損保系の生命保険商品に多く見られるものです。

これは生命保険加入の際「過去2年以内に病気になったかどうか?」という審査があり、YESの場合は結果的に「条件が付きますよ」という宣告をされる場合があることはご存知でしょう。条件とは3つ。一つ目が「保険金削減」。もう一つが「一定期間保険が制約」、最後が「保険料が値上がり」です。

  • 条件1 通常入院日額1万円のところ、8,000円に削減される。保険料は通常型と同じ
  • 条件2 保険加入後5年間は入院日額が半分になる
  • 条件3 通常型の保険料より10%増しで保険期間内変わらず継続する

なぜこうしたが条件があるのでしょうか?そもそも、健康体ならば保険加入の際「将来の死亡率」「将来の罹患率」は持病もちの方より低いはず…なのに、同じ保険料ではおかしいのでは?ということで、各社から出ているものがこの保険なのです。

持病があっても、通常タイプの保険に契約しても大丈夫!?

上記の「過去2年以内の持病」に関して、重大な問題がある…というとなんだかお判りでしょうか?実はネット加入できるこうした条件割り増しの保険ですが、契約者が「持病があったのを忘れていた」「2年前に手術を受けていた、と思ったら実際には1年半前だった…」などと、あいまいな記憶で通常保険に加入していたケースが多くあることです。

もし、持病があるにもかかわらず、そのまま通常タイプに加入してしまったとしましょう。もし入院することになった場合、入院給付金は出るのでしょうか?

実は答えは「ほとんどがYES」なのです。ここが大変な問題なのですが、保険会社とすれば契約者が「意図的に嘘をついた」のか「記憶違いだったのか」が分からない。もう一つ、契約して2年間何事もない場合、その保険はそのまま無条件で継続してしまう…という約束があるからなのです。

もちろん、重大な偽証ということが判明した場合は、保険が途中で取り消されることもあります。ですが、インターネットでの契約となるとなかなか判明することはありません。むしろ、保険外交員や保険ショップといった対面式のケースならば、担当者が法令違反で処罰対象になることが決まっています。

喫煙、非喫煙の場合の審査はどうなっているの??

ところで、たばこを吸う方も吸わない方も同じ年齢ならば同じ保険料…これが大多数の保険商品でした。特に、満期保険金がねらい目の「学資保険」「年金保険」「養老保険」のうち、養老保険以外は審査はほとんど関係ありません。

ただ、医療保険や死亡保険などでは喫煙者には割り増し条件を付ける、非喫煙者には割引にする…という保険料の特典が可能になっています。

と、いうことは、同じ年齢同じ性別の被保険者の場合、同じ保険ならばいくつかの料金設定がある、ということが分かるでしょう。

  1. 非喫煙者 = 保険料は一番安い(割引)
  2. 通常加入 = 保険料は割引なし、割り増しなし
  3. 喫煙者  = 保険料は一番高い(割増)

損保系生保商品にはこれに加え、もう一つのグレードを設けているところもあります。

  1. 非喫煙者 健康体
  2. 非喫煙者 標準体
  3. 喫煙者  健康体
  4. 通常加入

これらは自動車保険の「等級」を取り入れたもの。もしご興味あれば、保険料の比較をするのも良いでしょう。ただ、本末転倒になってはいけません。安いけど、保障はしょぼい!安くて保障は頓珍漢!これでは困ります。適正な保障で安い保険料かどうかを見極めないと損をします。

ここで、非喫煙者をどうやって審査するのか?その謎をお教えします。

たばこを吸っているかどうか、それも過去1年未満…を調べるには、唾液を使って検査します。方法ですが、綿棒くらいの検査キットで被保険者の舌から唾液を集めます。これを検査機関で調べると、驚くほど正確に過去1年以内の喫煙歴の有無が判定できます。

もし「クロ」となった場合には、割引保険加入は不可能です。そのため、通常保険に加入するか、それとも加入して頃合いを見て再び非喫煙型にチャレンジするか…という選択があるのです。

加入するなら、どういう商品がいい?

「私の場合は日本生命で固めて入っているんだけど、非喫煙型に乗り換えられないんだよ、安くしたいけどどうしたらいい?」「朝日生命に加入していますが、特約の定期保険、安くならないかしら…」

こうしたご相談を受ける保険営業マンがいるようです。明治安田であったり、プルデンシャルであったり、その保険会社は様々。ここでお勧めしたいのは「定期保険だけ」に絞って比較して加入すること!です。

例えば「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」の「収入保障保険”家族のお守り”」ですが、これは万が一非契約者(お父さん)が死亡した場合、それ以降毎月年金方式で一定期間内保険金が下りる商品。完全に掛け捨てで、貯蓄はありません。

こうした商品の場合、保険金が出るのはメインが死亡した時です。単純な形の保険ですから、他社の保険商品と比較しやすいのではないでしょうか?この商品には非喫煙割引がありますので、各社で似たような商品がないかどうか、保険ショップで比較してもらうのが良いでしょう。

また、第一生命は近い将来、もう少し詳しい医師の審査によって、より合理的な保険設計ができる、と発表しています。ビッグデータと呼ばれるコンピュータ技術によって、個人個人のオリジナルの保険料計算ができる時代が近いようです。

それによれば、契約者の将来の病気の確率、どんな病気に罹患するかどうかまで予測できる…もしかすると、対面式よりも合理的な保険選びの時代がもうすぐかもしれません。

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