学資保険で人気のフコク生命「みらいのつばさ」を徹底分析!
2017/10/17
目次
カタカナ生保(ソニー生命など)・外資生保(アフラック、マニュライフ、アクサ、メットライフアリコなど)そして日本の伝統的な生保である、日本生命、第一生命、明治安田生命…生命保険会社は約40社が国内営業しています。
この中で、フコク生命はカタカナで「フコク」ですが、富国生命が正式名称。ちょっと時代に合わないと考えたのか、カタカナのフコクを通称としてつかっています。
「みらいのつばさ」は有名な学資保険商品
「みらいのつばさ」、は学資保険で非常に人気があります。理由は3つ。
- 商品ラインアップが2つだけ
- お祝い金を受け取る期日が「11月1日」と決まっている
- 戻り金が100%かそれに近いこと
これだけあれば、ほかの会社でも同じような学資保険を開発できそうなものですが、そうではありません。
生命保険の商品は、各社それぞれ微妙に違っています。仮に、加入者の条件と保険金額、保険期間、受け取り年齢(17歳、18歳、20歳、22歳など)さえ、A社とB社は全く同じだった…ということはないのです。
つまり、学資保険は単純に「日本生命の方が得だ」「いや、フコクの方が戻り率がいい」「でも、保険を掛ける期間がバラバラだから、本当の利率はわからないぞ」「では、いったいどこの会社の学資保険がお得なんだろう…」と疑問が出てきませんか??
みらいのつばさの場合、こうした単純な条件比較では測れない「メリット」があることから、人気なのです!
「みらいのつばさ」は、利率が高い
皆さんは、学資保険を選ぶ際、何に着目しますか?多くの方は「戻り率」「返戻率」ではないでしょうか?
例えば、0歳の時に加入して、月々10,000円払うと考えましょう。
17年間払う場合、はこういう計算になります。
●10,000円 × 12か月 × 17年 = 204万円
もし、銀行や信金に預金した場合、204万円の預金金額が205万円になるかどうかは不明ですね。ですが、学資保険の場合は、204万円が224万円程度に増えます。このときの戻り率は、
●224万円 ÷ 204万円 × 100 =109.8%
これが返戻率、あるいは戻り率です。
戻り率は銀行金利とは違うので、感覚が掴めないかもしれません。そこで、一般的な定期金利で言い換えてみます。半年複利が銀行の定期預金は、20.315%の所得税(+復興税)が掛かりますが、学資保険の積立金は非課税です。
204万円 → 224万円
積立期間は17年
●……利率は 約1.09% です。
計算式は少々ややこしいので、積立計算ソフトに数字を入力して求めればすぐにわかります。
みらいのつばさ、の利率の高さは「17年」払いという短期間にあります。他社では、20歳、22歳という商品の設定で、1.15%程度の商品もありますが、17歳でここまで駆け上がるのは、ほかには2社程度。
11月1日に受け取れるお祝い金。これはいい
みらいのつばさ、は2つの商品しかありません。ひとつは「ステップ型」もうひとつは「ジャンプ型」です。
ステップ型は、0歳で加入すると
1回目 … 3歳
2回目 … 6歳
3回目 … 12歳
4回目 … 15歳
5回目 … 18歳
6回目 … 20歳
にお祝い金が受け取れます。では、お祝い金はお子さんのお誕生日に振り込まれるのでしょうか?そうではありません。実際にはお誕生日「直前」にお祝い金が受け取れます。具体的には以下のようになります。
もし、お子さんの誕生日が6月1日としましょう。
第一回目の受け取りは、3歳になった年の11月1日。以降も同じパターンです。
11月1日の設定は、高校入試と大学入試、専門学校入試に対応できるタイミングのいい時期です。かりに、高校や大学の推薦入学が決まった場合は、12月には入学金を納めなければならないので、11月1日はうれしいですね。
17歳以降は保険料の払い込みがない。これは便利
返戻率、戻り率が高い商品の場合、保険料の払い込みが20歳、22歳というものがある、と上記に記しました。
保険会社はお客さんから預かった保険料を常に「運用」しています。これは計算上10年、15年で十分元が取れる(元金保証として運用)ような、堅いものばかりです。日本国債や優良株といったものが多いのが特徴ですから、フコク生命は特にお金を預けても安心。
15年、17年を過ぎてお金を預かる場合、保険会社はすでにその倍近くは運用に成功できているのが普通です。
よく「お預かり保険料」よりも「資産」の方が高い保険会社が多くあります。資産…これが株であったり、債券(国債、地方債、電力債など)です。
20年もお金を預かる場合、こうした運用のリターンが十分確保されている時期にあたりますので、顧客への戻り金もどんどんアップします。
ステップ型の場合、3歳、6歳のお祝い金を「受け取らないで」次回に回す、ということも可能。もう一人子供が生まれるので、2人分のお祝い金を受け取る…といった方法にも対応できます。
ジャンプ型は、お祝い金の受け取り回数を2回に限定
では、ジャンプ型はどういう商品でしょうか?これは、お祝い金を2回に分けて受け取れるように設定したものです。
一回目は17歳の11月1日。すべての満期保険金の半額を受け取ります。そしてもう一回は22歳。こちらは、契約日から22年目になりますので、11月1日かどうかは契約によります。
うれしいのは、このジャンプ型の方がステップ型よりも戻り率が高いこと。銀行の半年複利同様、長く預けっぱなしの方が、3,000円でも5,000円でも増えていきます。
兄弟割引、は「銀行金利」よりお得
払込方法が月払の場合、満期保険金額10万円につき、月10円の割引きになるのが「兄弟割引」。仮に一人200万円の積み立てをした場合、17年間では
●9,803円/月(無金利)
仮に父親が26歳、子供が0歳と仮定します。ジャンプ型の場合は
毎月の掛け金は
●8,881円/月 総額で 1,811,724円
兄弟割引になると
●8,781円/月 総額で 17,791,324円
差額総額は
●20,400円 にもなります。
これだけで、十分納得がいくから人気
学資保険は「利回り」「いつ受け取れる?」が大事です。保険を販売するセールスは、実際に満期保険金を支払うことはありません。手続きだけを行うため、常にお客さんがいつ満期になるのかを把握しないといけないのです。
11月1日に出る!それだけでも、実にわかりやすい。高利回りというのはもっと嬉しい。寝かせて置けば利息はそのまま増えていく…これもうれしい。
フコク生命の「みらいのつばさ」は、まずお勧めしがいのある学資保険と言えます。