FPが選ぶ医療保険はこれ!人気医療保険ランキング
2017/10/17
今回は保険選びの中でも、特に難しいと言われている医療保険について人気ランキングをご紹介します。
そもそもなぜ医療保険選びは難しいのでしょうか。医療保険の保障の軸になるのは、入院した時の保障と、手術を受けた時の保障です。この二つはどの商品に加入しても、ほぼ自動的に保障されるところです。
そこに各種特約(オプション)がついて、様々な商品が作られている分けですが、この特約が非常に種類が多く、どれが自分に合っているものなのかを判断するのがとても難しいのです。
そこで皆さんの支持を多く集める医療保険をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にして見てください。
※以下のランキングは、「保険の教科書」(hokensc.jp/iryou/ranking.html)様より引用致しました。
医療保険人気ランキング第1位
●オリックス生命新CURE
【特徴】
- 特則を付加することにより、三大疾病や七大生活習慣病で入院した時に、入院限度日数が無制限になる。
- 入院中の手術給付金額が、手術の種類によらず一律20倍。
- がん通院特約が付加できる。
- 先進医療特約の給付上限が2,000万円。
- がん一時金特約が複数回受取り可。
- 重度三疾病一時金特約も複数受取り可。
この「新CURE」は総合的によくできた商品だと感じます。医療保険として基本的な保障を抑えつつ、特に我々が心配な三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)にほとん保障を手厚くすることができる特約を付加できるのが嬉しいですね。
特にがん一時金特約や、重度三疾病一時金特約が複数回、それも1年に1回受取ることができるというのは他の商品には無い強みなのではないかと思います。
他の保険会社では複数回受取りのできる商品は増えてきましたが、2年に1回を限度にしている会社がほとんどです。
またがん通院特約が付加できますので、医療保険でがんに対する保障も、ある程度カバーしたいという人には最適な保険だと思います。保険料も比較的リーズナブルなので、人気があるというのも納得できる商品です。
医療保険人気ランキング第2位
●損保ジャパン日本興亜ひまわり生命新・健康のお守り
【特徴】
- 特約が非常に豊富。
- 手術給付金の給付倍率を選ぶことができる。
- 支払限度日数を40日に設定することができる。
こちらの商品の特徴は、何と言っても特約が非常に多いことです。がんや三大疾病に対する特約はもちろん、5年の間に5日以上の入院をしなければ、保険料が最大で50%安くなるというユニークな特則(無事故割引特則)もあります。
その中でも私が注目したいのは、入院給付金の支払限度日数を40日に設定することができるという点です。支払限度日数というのは、1回の入院で給付の対象となる日数の限度のことです。
例えば入院給付金支払限度が60日の保険に加入している方が、連続で90日入院した場合は、最初の60日だけが保険金給付の対象となって、後の30日については保険金は出ない、ということになります。
もしかすると皆さんも、最近は入院日数が短くなっている、という話を聞いたことがあるかもしれません。実は、昔は長く入院をして治療をしていた病気も、今は通院治療がメインになっていて、長期入院をすることはなかなか無くなってきています。
大病のイメージがあるがんも、もちろん症状の程度にもよりますが、入院から退院まで10日前後しかかからないという話を聞いたこともあります。
こうした状況の中で、他の保険会社の医療保険は、一番短くても60日というのものがほとんどですが、新・健康のお守りは最短で40日に設定することができるのです。「保障は最低限で良いから、保険料を抑えたい」という人たちには、こうした選択肢があることは嬉しいことだと思います。
医療保険人気ランキング第3位
●三井住友海上あいおい生命&LIFE 新医療保険A(エース)
【特徴】
- 日帰り入院から、入院5日目までは、一律5日分の給付金が受取れる。
- 入院給付金支払限度が30日から選べる。
- 三大疾病に対する一時金が、入院した時点で受取れる。
この商品も短期の入院に対しての保障が充実していますが、日帰り入院でも、入院5日分の給付金が受取ることができるのは大変嬉しいことですよね。また、入院給付金支払限度が30日から選べるのも、前にひまわり生命のところでも書いた理由により、評価できるポイントです。
そして何より、三大疾病一時金特約を入院すれば受取ることができる、という点は大きなポイントであると思います。
三大疾病になった時に一時金が受取れる特約は、ほとんどの保険会社が特約として販売していますが、給付の条件としてよくあるのが「がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になられたとき」というものです。
この所定の状態というのが曲者で、「60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき」などと分かりづらい内容であることが多いです。
その点についてこの保険は、「三大疾病で入院されたとき」という非常に分かりやすい条件ですので、給付金を受取るハードルも低いと言えそうです。
さていかがでしょうか。今回は、特に多くの支持を集めている医療保険を3つご紹介しました。どの商品もそれぞれに目玉となるような特徴がありました。皆さんの参考になるようにと思い書いてきましたが、それでもやはり医療保険を選ぶのに迷ってしまうという方は、原点に立ち帰り「なぜ医療保険に入ろうと思ったのか」というポイントを考えると良いと思います。
がんなど特定の病気が心配だからという人は、その心配な病気にしっかり対応できる商品を選ぶべきですし、とりあえずとかなんとなくという人は、ひとまず最低限の内容で加入しておくというのもありなのではないかと思います。
ただやみくもに情報収集をするのではなく、加入の目的をはっきりさせたうえで、情報収集をスタートさせることが、自分に合った医療保険選びの第一歩だと思います。