ドル建て終身保険のメリットとデメリット
2017/10/17
皆さんはドル建て終身保険って知っていますか。殆どの方が、円建てでの保険に加入していると思います。
ドル建てと聞いて、「不安だな」、「難しそうだから円建てでいいや」と思う方もいらっしゃると思いますが、円建てより良い事もたくさんあるんです。
ドル建ての終身保険のメリットとデメリットをしっかりと把握する為に、まず必要なことは為替変動の仕組みについて理解することが大切です。
ドル建て終身保険を理解するためには為替変動の仕組みを知ろう
例えば、1ドルが100円の時に1000万円をドルに交換すると10万ドルになります。この10万ドルを1ドルが90円の時に円に交換すると、900万になりますので100万円損をします。
逆に1ドルが110円の時に円に交換すると、1100万円になりますので100万円の得になります。以上の事から、円からドルへ交換した時よりも円高になれば損しますし、円安になれば得をします。
ドル建て終身保険の予定利率
ドル建て終身保険のメリットは、円建ての終身保険に比べると予定利率が高いところです。各社の円建て終身保険の予定利率が約1.25%~1.5%なのに対してドル建ての終身保険は約3%~3.5%ほどあります。
予定利率とは簡単に言うと、保険料の割引率みたいなものなので、予定利率が高ければ高いほど保険料は割安になります。
為替変動によるメリットとデメリット
ドル建ての終身保険は、為替が変動することによってメリットとデメリットを生み出します。まずメリットは、死亡時や解約時に円安であればあるほど受け取れる金額が増えると言うところです。また満期保険金や解約返戻金を外貨のまま保有する事もできます。
逆にデメリットは、円高になればなるほど死亡時や解約時に受け取れる金額が減ってしまうと言うところです。また、両替時には為替手数料がかかります。毎月の保険料も為替の変動と共に上がったり下がったりしますので、そう言ったところもメリットやデメリットと言えるでしょう。